【4.24レポ】仲間意識を感じられる面接対策講座
みなさん、面接練習は初めての方がほとんどでしたので、まずは自己分析を1時間ほど行いました。特に盛り上がったのがライフマップ(人生曲線)です。
集団面接練習 in 大阪 vol.2 詳細
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◎テーマ
「本番に近い感覚を掴む」
これまで一人で勉強してきた人、あんまり面接練習をする
◎プログラム
・自己紹介
・集団面接練習1
(自己PRで印象に残る答え方をお伝えします)
・休憩
・集団面接練習2(自分なりのめあてをもって)
・ふり返り
【日時】5月15日(日) 13時半~17時
【場所】大阪市生涯学習センター 第9研修室
大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5・6階
http://osakademanabu.com/
【参加費】 2500円
紹介割引を実施します!一度もこの講座に参加した事の無
(注:誰が紹介されたのかを把握するため、お知り合いを
【定員】 20名(先着順)
※途中参加や退室もOKです!
教採三ヶ月前で、焦りを感じてる学生に伝えたい3つのこと
気づけば教員採用試験まで、あと三ヶ月程となりました。
ちょっと前までは一緒に遊んでいたのに知らない間に勉強している人も増えてきて、
焦りを感じている学生さんも多いのではないでしょうか。
今日はそんな学生さんに向けて、いくつかアドバイスを書こうかと。
1、理系の問題に取り組もう
自治体にもよりますが、一般教養がある自治体は理系問題に力を入れてください。
だいたいみんな教職教養から手を付け始めますが、5月からでもいけます。教職教養は暗記モノで、早くから手を付けても忘れるのが不安になってしまい、繰り返し覚えようとする事で結局教職教養しかできずに一般の問題がおろそかになりがちです。
一般の問題の中でも、特に理系を推すのは、それが差がつきやすいところだからです。数学や理科の先生を志望する人以外は文系の人が多く、
「えっ、モル?やったっけ?」
という人も珍しくありません。だから勉強の中でも避けられがちな分野です。
でも、理系は公式やコツさえ掴んでしまえば覚える量は教職教養よりも圧倒的に少ないので、避けたい気持ちは分かりますが一日1時間からでも取り組んでみてください。
2、過去問やりましょう
今から勉強し始めたという人は特に!参考書の練習問題なんかよりも、過去問しましょう。そして、自分の自治体の傾向をつかんでください。今の過去問集は親切で、傾向をまとめてくれているところも多いです。
過去問やって、理系を中心に復習するというパターンで勉強してくれればと思います。
3、誰かと一緒にやりましょう
これは筆記だけじゃなくて、面接もそうなんですが、「おぉ、前よりも成長した!」と感じる学生は機会をつかむのが上手いです。自分から面接練習しようと声をかけたり、誘われたら極力一緒にいくようにしたりと、学生なりに工夫しているようです。
筆記問題も一人じゃなくて、友だちと一緒にもくもくとやっている学生さんもいるそうです。
もし周りに教員採用試験受ける友だちがいなかったら、分からない問題を教えてもらえるよう協力要請をすることをお勧めします!数学が得意な人、理科が得意な人を中心に声をかけて、「分からない問題があったらメッセージ送ってもいい??」って聞いてみましょう!極力一人で勉強するという、環境を変えることも大事です。
もちろん、教えてもらうばっかりではなくて、自分が教えられる物は教えてあげたり、面接練習に誘ってみたり、なんらかの形でお返しもしてあげてくださいね。
そうやって、お互いに教え合ったりしていく事で、勉強へのモチベーションも持続しますし、「先生になりたい!」という気持ちも高まってきます。
(とはいえ、やっぱり声かけにくいなぁ……)
(大学じゃなくて、他の人たちがどんな感じで対策してるのか知りたいなぁ)
そんなアナタは、一度私が主催する教員採用試験対策講座に来てみてはいかがでしょう?写真のように和気あいあいと行っていますので。初めての方でも大丈夫です。
■ 今後の予定
4月15日(金)・22日(金) 共に10時〜17時
場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅 徒歩3分)
もしくは石山近辺 ※お申し込みいただいた方におって連絡致します。
参加費:2,000円(資料代・場所代込み)
4月24日(日) 14時〜17時半
場所:コミュニティスペースco-arc(JR東淀川駅 徒歩30秒)
参加費:2,500円(資料代・場所代込み)
※24日は面接練習のみ
4月29日(金) 10時〜17時
場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅 徒歩3分)
参加費:2,000円(資料代・場所代込み)
お申し込み、お問い合わせは dlab.npo@gmail.com まで。
【4.10レポ】お互いに意識を高め合っていけるのが、うちの教採対策講座の良さです!
4月10日(日)に、教員採用試験対策講座を滋賀県のコワーキングスペースマグハウスにて行いました。
先日の大阪で行ったものとは違い、
午前中は筆記対策を、午後は集団面接練習を行いました。
午前は、物理と数学を。
学生にどんな勉強をしているか聞くと、よく「教職教養をやっています」と答えが返ってきます。教職教養も大事ですが、個人的にはせめて4月末までは理系に力を入れて欲しいなと。
みんな避けるんですね、理系の問題を練習するの。
難しいし、一人で答え見ながらやってても解説には途中の計算が抜けてる事もあるからよくわかんなくなって、もうイヤになる。
その気持ちはとってもよく分かりますが、だからこそ理系の問題は差がつきやすいところですので、うちでは理系の問題を中心に筆記対策を行っています。
今回は、等速直線運動、解と係数の関係、円の接線についてやりました。
次は重力加速度のあたりを中心に行おうかと。
昼の集団面接対策では、3問やって解説という流れを6セット行いました。
みんなクタクタでしたね(笑)
特に、
「少子高齢化社会の中で子どもたちにどんな力をつけさせたいか」
「貧困家庭の児童生徒に、どのような支援をしていきたいか」
という、今の社会観を問う問題に苦戦している様子でした。
先生は今の社会問題についてダイレクトに関係する職業の一つだと私は考えています。だからこそ、この問題には試験に関係なく考えておいてほしいと思い、答えるのは難しいだろうということは承知で聞きました。
この面接練習では、単純に練習をくり返すのではなくて、個々人にめあてをもって臨んでもらうようにしました。
・表情に気をつける
・具体的にいう
・もうちょっとゆっくりはなす
など、ペアで話し合ってそれぞれの目標を立てて、練習して、ふり返りをするという流れです。
感想の中に、「意識の高さに感化されました!」という声をいただきましたが、多分このペアでの目標づくりとふり返りがあったからこそではないかなと感じています。
こうやって、目標を共有し、チーム感を生み出す事で一緒に意識を高め合っていけるのが、私の教採対策講座の強みだなと、手前味噌ではありますが感じますね。練習終わった後に、社会人の人と学生さんがラインを交換してて、そういうのが微笑ましかったです。
■ 参加者の感想(一部抜粋)
周りの意識の高さに感化されました!また、自分の課題も見えてきた一日でした!
一般教養に関しましては、壁にぶち当たるのが早すぎました。が、皆さんと一緒に解くことで理解できました。
また、面接練習は、前回よりも自信をもって話すことができました。質問を受けた後の自分の頭の中での整理の早さが以前より早まった気がします。
他の方々の意見の中で参考にしたいも思うものが沢山あったので、良いところをパクリながら私の意見を固めていこうと思います。
参加者のレベルが高いなと思いました。面接のテンポがすごく早くてみんなちゃんと勉強してるんだなと焦りました。
「元気に話す」という目標を立てましたが、練習しながら違うなと感じました。
落ち着きとか多様性とか、褒めてもらえたところを活かせるようにシフトしようかなと思っています。
■ 今後の予定
4月15日(金)・22日(金) 共に10時〜17時
場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅 徒歩3分)
もしくは石山近辺 ※お申し込みいただいた方におって連絡致します。
参加費:2,000円(資料代・場所代込み)
4月24日(日) 14時〜17時半
場所:コミュニティスペースco-arc(JR東淀川駅 徒歩30秒)
参加費:2,500円(資料代・場所代込み)
※24日は面接練習のみ
4月29日(金) 10時〜17時
場所:コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅 徒歩3分)
参加費:2,000円(資料代・場所代込み)
【4.2レポ】出張!教採対策講座@大阪 もし一人で勉強することに疲れたなら
こんにちわ、得津です。
先週の4月2日に、大阪市の東淀川にあるコミュニティスペース「co-arc」にて、教員採用試験対策講座をさせていただきました。
普段は滋賀で行っているのですが、
「大阪でもやって欲しい!」との依頼を受けましたので、今回大阪でも実施する運びとなりました。
佛教大学の学生さん2人からのご依頼でしたので、きっと学生さんが多いんだろうなと予想していたら全然そんなことはなく、むしろ社会人や講師の方が多い場になり、「場所が違うと、来る人も違うんだなぁ」と感心していました。
今回は集団討論と模擬授業をやってほしいとのリクエストだったので、会の前半を集団討論、後半を模擬授業という形にしました。
集団討論では、相手の話を聴くことをテーマに練習していました。はじめはなんだか論点も定まらずなんとなくおしゃべりしているだけという感じでしたが、だんだんと形になってきました。
模擬授業は、さすが講師の人も多いのでレベルが高かったですね。
ここは学生さんとは全然違います。安心して見てられる方も多いので、試験でも普段仕事でされているように気負わずにチャレンジして欲しい所です。
いつも私が滋賀で講座を行う時はふり返りのときに、次までの自習で何をするのか宣言して終わるのですが、今回は講師。次会えるか分からないので、「今日の学びを漢字一文字で表すと?」というお題でふり返りをしました。
悔・仲・協・楽……などなどそれぞれみなさんが思われることを聴きながら、私はあることを考えていました。
(教員採用試験の対策は一人でやるべきじゃないな)
ということです。
学生さんは、大学の図書館にいけば友だちがいるだろうし、面接練習しようと声を掛け合うこともやりやすい。みんなで対策がしやすい環境にあります。けれど、講師の方や社会人の方は、なかなかそれが難しい環境にあります。
話を聞いてみると、一人で勉強している人ばかりでした。
だから、どう進めていいか分からずに困っているという声もたくさん聞きました。
学生と社会人の人では、勉強に割ける時間が違うから社会人の人は大変だなぁと思っていましたが、社会人の人が一番大変なのは一緒に対策できる仲間がいないことなんじゃないでしょうか。
もし一人で、教員採用試験の勉強することに疲れたなら、一度私の講座に来てみてはいかがでしょう。私の対策講座で大事にしていることの一つが「チーム感」です。
これまで受けてきた人がどのくらい感じていたのかは分かりませんが、私は意図してペアの時間やグループの時間をとって、参加者同士が講座じゃないところでも交流しやすい素地を作ってきました。
ただの対策講座なら、こんなことしなくてもいいです。試験と同じように面接の練習をして、それぞれにコメント言っていくことをくり返していけば良い。
でも、それじゃあダメなんです。
モチベーションが続かないし、何よりも「試験に合格した先」が見えない。
私は、教員採用試験の期間を通じて教師に必要な知識やスキルを伝え、4月には先生になるのが楽しみになるような状態をめざしてやっています。そのためにチーム感が重要になります。
試験以外の相談ができる。
講師の先生に資料もらったり、現場の話を聴いたり出来る。
みんな対等に膝を突き合わせて、教育への思いを話せる。
そして、4月の自分を想像してみる。
こういう「試験に合格した先」についての出来事は、私の講座の外で起こった出来事です。全て実際にチーム感を大事にしてきたからこその結果だと私は思っています。
大学にも職場にも、相談したり一緒にやっていく人がいないんでしたら、一度私の講座に足を運んでみてください。きっと「あぁ、ここ良いな。また来たい!」そう思える場になっていますよ。
■ 次回の講座予告
場所は全てコワーキングスペースMaghouseにて。
JR瀬田駅から徒歩3分です。
4月10日(日)10時〜17時
午前:筆記対策(物理を中心に) 午後:集団面接対策
参加費2,000円(資料代込み)
4月29日(金)10時〜17時
午前:筆記対策(教職教養を中心に) 午後:集団面接対策
参加費2,000円(資料代込み)
”教育実習”ならぬ、”職員室実習”のような春への準備セミナー
「えー、、、打ち合わせばっかりやん」
3月の20日(日)、21日(月)の二日間に、春から先生になる学生さんと若手の先生に向けて4月への準備セミナーを行いました。
20日は、子どもが来るまでの一週間
21日は、子どもが来てからの一週間
このようなテーマで、4月1日〜8日と4月9日〜15日に何をするのか計画をたてたり、これは必ずやるべきだという事柄を講義したり、二日間で計8時間と大変ボリュームのある時間でしたが、終わった頃にはみな充実感を感じている様子でした。
実はこの春からの準備セミナーは前半戦で、残り2回あるのですが、ここまでを終えて強く感じたのは、この場は「職員室実習」みたいだなぁということです。
実際のものと非常に近い、予定表
まずこのセミナーでとても大事にしていたのは、予定を立てるということ。しかし、何もわからない中で、「これだけのことがあるからね。いつやりますか?」と提示されても考えるのはとても難しい。
だから、知り合いの先生に4月の月中行事を教えてもらって、本当にあるような一週間の予定表を作って、空いてる時間に仕事を詰めていかないといけないことを体験してもらうようにしました。
例えばこんな感じです。
(小学校の場合)
◎4月4日
学年打ち合わせ 9時〜10時
児童の引き継ぎ 14時〜15時
◎4月5日
校外学習下見 13時〜17時
◎4月6日
各種推進委員会 9時〜10時
学年打ち合わせ 14時〜15時
◎4月7日
入学式準備 8時半〜10時半
入学式申しあわせ 11時〜11時半
●8日までにやらないといけないこと(一部)
・机の配置 ・要録などの書類にハンコを押す
・始業式の準備 ・学年通信や学級通信の作成
・クラスの棚に名前シールをはる ・事務関係の書類を書く
・時間割の決定、印刷
これらを表にして、自分はいつ何をするのかを空いている所に埋めていくということをしました。学校の先生から参考にした月中行事なので、参加した学生さんはリアルな見通しをもつことができたようです。冒頭の「打ち合わせばっかりやん・・」という声も、このときに一人の学生から思わず出たものです。そう、学校は4月の初めに年間の動きを一気に提案して決めていくので、最初は本当に会議ばっかりになります。
「学年主任」役を作ってみた
このような予定表を一人で作っていくのは、本当に難しいので来てくださった経験のある先生に学年主任役をお願いすることにしました。でも、何でもかんでも教えてくれる優しい主任だと自分でまずは考えるということに至らないと思い、「聞かれたことには答える」というルールで、学年主任役をやってもらい、一緒にさきほどの予定表を作っていくことにしました。
すでに経験のある先生にとっても、これは新鮮だったようで「後輩が来る備えができた!」と言っていただけました。
「朝の会ってどうする?そろえる?」
「そろえましょう!」
「自己紹介カードって、いつ書きますか?」
「んー、自分は4月12日くらいにしよかなと思ってた」
このような会話が飛び交う話し合いの様子は、まさしく職員室で行われている学年打ち合わせそのものでした。
二日間を終えた感想には、こんな声が寄せられました。
(一部抜粋)
『4月の出会いが大事ということを多くの先生から教えてもらってましたが、良い出会いをするためにルールや自分の軸など細かい点を考えておくべきだと感じました。 考えることが多くて大変と思いましたが、考えていくうちにこれから本当に自分がクラスを持つんだなという感じ、ワクワクしています!』
『2日間の教員準備講座に参加して、1日目は4月からやらなければならない子どもを迎える準備が多過ぎることに不安がつのるばかりだった。自分にできるのだろうか、ついていけるのだろうか、とマイナスなことばかり考えていた。しかし2日目の子どもが来てからの1週間を考えることには、しだいと楽しみだという期待の気持ちが湧いてきた。自分が学級開きでどんな学級にしたいのかとどんな子どもと出会えるのかと考えると少しだが4月からが待ち遠しくなった。』
講座を受ける前は
「色々やらなあかんことあるよな、大変やな…」
という曖昧な焦りでしたが、講座を受けた後には
「これとこれを準備するんやな、大変!」
と変わりました。やるべきことが多くて大変だということには変わりませんが、具体的に4月1日からをイメージできたことで焦りや不安は減りました。また、仲間と一緒に日程や仕事を考えたり、大変やなー、どうしよーって話してるだけでも心強い味方がここにはいると思うことができました。
まず、3,7,30の法則など、知識としては知っていても、自分自身が30日先のことがわかっていないのに、子どもには指導できないだろうなと感じました。
2日間の話を聞かずに1日を迎えていれば、日々の仕事をこなすだけで手一杯だっただろうなと。特に、学校の仕事などまったくイメージできない新卒にとって、一緒に計画を立てられたことはすごくいい経験でした。班活動に力を入れようと思えば、年度当初のレクの段階から布石を投じておくというのは、知識としてはあっても中々自分だけでは意図的にできないなと。また改めて教師は忙しい仕事だなと。笑笑
新任向けセミナーはたくさんありますが、こんな風に職員室で行われてそうな話し合いを疑似体験しながら、準備を進めていくセミナーなんてきっとここだけだろうなと思います。
ちょっと面白そう!と思った新任さん、初心に帰ろうかなと思う若手の先生!
この準備セミナー後半戦にぜひお越し下さい。
お問い合わせは dlab.npo@gmail.com まで
■ 今後の予定
3月27日(日) 「4月1日を迎えるにあたって」
前半戦の復習をしつつ、学校で行われる会議の種類や、校務分掌ってどんなものかについて講義し、自分がやりたい教育のためにどんな実践を積んでいくのかを考える時間です。
時間:10時〜12時半 場所:滋賀県コワーキングスペースMaghouse
4月9日(土) 「4月の一ヶ月で押さえておくポイント」
家庭訪問や校外学習など、4月末にはやることがたくさん控えています。それらの準備を行い、最初から最後まで良い一ヶ月になるようサポートします。
時間:13時半〜17時半 場所:滋賀県コワーキングスペースMaghouse
教師塾や教志セミナーに行っていないあの子はどこで教採の勉強しているのか
「こんにちわー」
もう、一ヶ月程前にある学生さんが私の事務所に来てくれた。
ある市町村では、まっさらな講師でも試験に合格した新任と同じように教育委員会の方が授業へのアドバイスをくれる制度があるそうだ。とはいえ、どの講師もアドバイスを貰えるかというとそうじゃなくて独自の試験をパスしないといけないらしい。
学生さんはその試験に向けての練習に来てくれたのだった。
練習後、僕は学生さんから驚きの言葉を聞いた。
「あぁ、受かる人はこういう練習をしているんだなというのがよく分かりました。」
(受かる人はこういう練習をしている)
今までそんなこと言われたことが無かったし、こんなことを考えもしなかった。
もっと詳しく聞きたいと思い、学生さんに尋ねた。その学生さんはこんな風に答えてくれた。
「教師塾とかと全然違います!私は教師塾に通ってて、そこでは多分良い感じだったんですけど、結局試験はダメでした。教師塾に来てなくて、でも合格してる人は何してるんやろーって思ってたけど、それがよく分かりました!」
どうやら、私がやってる教員採用試験対策と、彼女が話してくれた教師塾は全然違うらしい。そういえば、去年から来て合格した学生さんも同じようなことを話していた。その時は、(そうなんだ・・・)くらいにしか思わなかったけど、どうやらこんな違いがあるらしい。
まず、練習量が違う。
教師塾などでは人数の関係もあって、面接練習をしても1回しか話す機会が無いらしい。しかも、別のグループが長引いてたりすると次の機会に持ち越しになることもある。でも、私がやっているところはそうじゃない。一日の講座の中で少なくても3回はやる。人数が少ない時はもっとやる。でも、それだけしないとやっぱり分からないことが多い。それに、参加者も上達しない。
なぜなら、1回だけだと話す側が緊張してしまって、相手が本当に言いたいことが何なのか分からないままになってしまう。私は、自分の本心を伝え合格できることをめざしているので、1回の練習が終わるたびに徹底的に聞く。
「今ゆってることと、前言ってることと違うけど、ほんとはどっち?」
「あなたがそう思うようになったキッカケって何?」
というようなことを、たくさん聞いたうえで、相手に伝わる言い方を考えるようにしている。模擬授業も、同じようにたくさん練習するようにしている。
次に、参加者の出番の多さが違う。
僕がいろいろ話す時もあるけれど、参加者の出番もある。グループで前回から今日までどんな勉強をしたかシェアしたり、次までの目標を立てたり、何かと話し合う機会を作っている。全体として僕と参加者の出番が1:1になるように気をつけている。大学の講義のように、話を聞くだけだったら受ける側もつまらないし、私も楽しくない。楽しくやろうと思ったら、出番がたくさんあったほうがいい。
面接練習や集団討論、模擬授業のアドバイスも、参加者同士で行っている。
結構鋭いことを言ったりするから、私が言うことが無くなるときもある。
お互いに話す機会をたくさん作っているから、すぐに参加者同士が仲良くなっていくのがわかる。真剣な話をしたり、練習の後にご飯に行ったりもしているそうだ。
そういうのを見るにつけ(仲いいなー)って思うし、参加者としても普段とは違うコミュニティが嬉しいんだろうなとも思っている。
ここまで書いてみて思う。
私がやっている教採講座は部活だ。
来てくれている学生さんや講師の先生は、”勉強している”という気持ちよりも、”部活しにきてる”気持ちに近いと思う。
部活だから、仲良くなれる。
部活だから、たまに上手く言えない自分が悔しくて泣いたりもする。
部活だから、普段言わないマジメな話もできる。
部活だから、たくさん練習できる。
部活だから、たまにOBとして現職の先生が来て現場の話もしてくれるし、面接や授業も丁寧に見てくれる。
教師塾や教志セミナーに行っていない学生はここで部活するように勉強していた。
この部活も、2016年度の新入部員を求めている。
その話を一ヶ月前に来てくれた学生にも話したら、
「教採受ける前に、このセミナーに出会える後輩がうらやましすぎるし、むっちゃ嫉妬しますね(笑)」
そんな風に言ってくれた。
ここまで読んで、もし「自分も部活するみたいに教採の勉強したい!」と思ってくれたなら、ぜひ新入部員としてうちにきて欲しい。
2016年度教員採用試験講座、次回以降の予定は
2月25日(木)13時半〜17時半
3月13日(日)13時半〜17時半
3月26日(土)13時半〜17時半
内容は自己分析と、集団面接練習を行います。
場所はコワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅徒歩3分)
http://maghouse.jimdo.com/access/
料金は2,000円
(※紹介割引あり。紹介した人もされた人も1,500円)
子どもの自信を育む秘訣は、クラスのあたたかさ
先日、「子どもの自信が育つクラスのヒミツ」という学生向けの勉強会を行いました。春から先生になる学生さんだけでなく、現場で働く先生も来てくださいました。
「子どもが自分のやりたい係をして、自分の良さが認められていく中で自尊感情も育つと思うんです。」
そう語ってくれた、ゲストの野村先生。
学生時代の卒論で、自尊感情を高める取り組みについて研究し、その中で係り活動の魅力を知って以来、学級活動の中でも特に精力的に取り組んでいます。
そんな野村先生、一年目は子どもを叱ることについて悩んだそうです。
「なんか、こう怒ることが目的になってしまったらダメだし、怒ろうと思うとつい言い過ぎてしまうし、そのバランスにすごく悩みましたね。おかしいと思ったことは『おかしい』と言いますけど、そこから先は子どもたちに考えてもらうようにしています。」
この言葉には、思わずメモをとる学生さんもたくさんいました。
やっぱり、叱り方についてはギモンに思うところがあるようです。
野村先生の話は続きます。
「子どもの自信や自尊感情って、あったかいコミュニティの中で育つと思うんです。私自身も、あったかいコミュニティにいたときは周りが認めてくれてる安心感があって、自分はこれでいいんやって思えました。だから、係り活動を中心に子どもたちがあったかい雰囲気の中で過ごせるようにがんばっています。」
「ただ、最近の課題は周りの子どもたちのあたたかさに甘えてしまっている子がいることですね。もっと、自分で頑張れる部分もあるだろうと思うんで、そこをどう伸ばしていこうかなと。」
野村先生が思う子どもの自信について現在・過去・未来にそってお話いただきました。そのあとは、休憩をはさみ、参加者同士で「子どもの自信を育むためにできること」というテーマで話し合いました。
「勉強苦手な子の自信をどうやって育んでいったらいいんだろう」
「やっぱり、できないってことに子ども自身が嫌な思いをしてるだろうから何かしてあげたい」
「成功体験って、どうつくっていったらいいかな」
などなど、学生にとってはまるで集団討論を思い出すような感じだったみたいです。今回はフィッシュボウルという、対話しているグループとそれを見てながら自分野中で考えるグループがいるというワークを行いました。
これが思った以上にうけたので、個人的にはそれが嬉しかったですね!
そして最後にふり返り。
会が終わってからも野村先生に話を聞きにいく学生さんの姿が、意欲を感じさせていいなと思っていました。
■ 参加者の感想(一部紹介)
「写真を見せてもらっただけで、温かいクラスだなと感じました。温かい認め合えるクラスは自分もめざしているので、自分に余裕をもつなどして学級づくりをしていきたいです」
「まさに自分の興味のある内容でした。もう一度いただいた資料を読み返し、学んだことを忘れないようにしていきます」
「いただいた資料をみて、確かに言って終了ではなくて次につながるようにすることを考えさせられました」
■ 次回予告
次回は2月21日(日)14時〜17時半
「社会人になってもやりたいことをやり続ける方法」です。