教師コンサルタントの子育て・教育コラム

元小学校教師の教師コンサルタントが、コンサルの中での気づきや子育て・教育に関するお役立ち情報を書いていきます

春から教壇に立つ学生のためのワンコイン講座、はじめます!

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こんにちわ!
トップの画像の通りなんですが、2月17日から毎週水曜日に春から教壇に立つ学生向けのワンコイン講座を行います!

 

講座のコンセプトは、
「どこの団体もやっていなさそうで、かつ働きだすと意外と困るもの」

 

とはいえ、学級システム作りのようにベタなものもあります。
やっぱり大事ですしね。いろんな団体が講座を開いていますが、日取りが合わなくて行けない学生さんのためにもやるべきかなと。

 

講座のテーマ

2/17 人見知りでもやっていける!職員室でのコミュニケーション術

2/24 こんな時、どう言い返す?瞬時の判断を鍛えるケーススタディ

3/2   思わず保護者も手に取る!読ませる学級通信のつくり方

3/9   特訓!2時間以内に4つの授業をつくろう

3/16 現場で使える教具・掲示物を一からつくる会

3/23 なぜかうまくいく学級システムのつくり方

 

 

ワンコインですが、内容は他の団体にも引けを取らないものになっています!

例えば2月17日の”人見知りでもやっていけるコミュニケーション術”で扱うのですが…

 

 授業づくりで、分からないことがあり同じ学年の先生に聞こうと思ったけれど、宿題の丸付けをしていて何だか忙しそう…。

 

 

さあ、あなたならどうしますか?

 

 

 

構わず聞きますか?

それとも後回しにしますか?

 

 

こんな内容をいくつか取り上げ、ケーススタディのようにみんなで話し合いながら講義の核にせまっていきます。
自分が教師として勤めていた時に、実際に困った場面や他の先生にも意見を伺いながら9つの場面を厳選しました。職員との関係がちょっと心配な学生さんはぜひ17日に来てみてください!

 

 

 

このように、「ちょっとこれ気になっててん!」という内容を他の講座でもテーマとして取り上げています。日時が合わない場合は振替も行います。お気軽にご連絡下さい!

 

 

 お申し込み

 

dlab.npo@gmail.com へ、メール。
もしくは下記のフォームからお申し込みください!

 

goo.gl

自分に自信はなくても、子どもの自信は育める

 

こんにちわ!
教師コンサルタントの得津です。

 

 

突然ですが、個人的にモヤモヤしてることがあります。
「教師は立派な人じゃないと勤まらないのだろうか?」

 

 

去年、立命館大学の教職系の授業にお邪魔したことがあるのですが、
その授業の中で、
「道徳を教える人は道徳的でないといけないか?」という質問に対して、だいたい7割が”そう思う”と答えていました。次の「じゃあ、あなたは道徳的か?」という質問には8割くらいの人が”そう思わない”と答えていました。

 

 

無理じゃん、教えるの(笑)

 

 

なんて、思っていましたがよくよく考えると笑い事じゃないなと。
というのも、「先生は立派じゃないといけない」というような感覚は、たくさんの先生とお話する中で、「もっと、別の先生にみてもらったら違うんかなー」という言葉が出た時に感じます。

 

 

 

”立派じゃない自分が子どもたちに授業している”ということに負い目を感じているようです。冒頭に出した授業に限った話ではなく、ある程度の先生が感じられているようです。こういう話を聞くたびに少し寂しくもなるし、でも半分自分もわかるなーと思いながら聞いています。

 

僕も学生時代は、それほど自信がある訳ではありませんでした。
同級生がすごい人に写って、負けへんように頑張ろうと友だちとは別の分野でいろいろ頑張ってみるものの、さらに別のすごい人が出てきたり、友だちのすごさを見るたびに「へこむわー…自分がやってるの意味あるんかなー」なんて思っていました。

 

だから、自分は子どもたちが自信を持って自分のやりたいことに進んでいける大人になって欲しいという思いで先生になりました。

 

教師として、じゃあ自信満々にいろいろ出来たかといえば難しいですが、
年数が経つにつれて自信がついてきました。

 

 

 

立派じゃなくても、教育は出来るし子どもと関わって良い

 

 

だから僕は声を大にして言いたい。立派じゃなくても教育はできるし、やっていい。


まがりなりにも教員免許という資格を持っている先生方なのだから、負い目を感じずに子どもたちと接して欲しい。負い目を感じている先生だって、多くの先生と同じように「子どもたちにはこうなってほしい」という熱い思いを持っています。だからこその負い目なのかも知れません。

 

 

じゃあ、どうすれば「立派な人じゃないと・・・」とか「別の先生のほうが・・・」なんて思いから脱却できるのか。

 

それは、適切なスキルとノウハウが必要だと僕は思います。

 

やりかたが分からないから、これでいいのかと迷うし。
手探りでやってみるけど、上手くいかなくて凹む。

 

だから、僕は勉強しました。友だちに聞いたり、本読んだり、勉強会に足を運んだり。いろんな実践があるので、何をどうすれば良いのかすごく迷いましたが、自分がずっとできそうなものを選んでやってきました。

 

必要なのは適切なスキルとノウハウです。
そのスキルとノウハウを見つけるための講座を2月11日(木)に実施します。

 

テーマは「子どもの自信を育むクラス」!

 

”自分が以前自信がなかったから”

”先生にほめられて自信がついたから”

”できない辛さを知ってるから、できる!って自信つけてほしい”

 

そんな思いをもって、先生をめざしたみなさんに来て欲しい内容です。
自分に自信はなくても、子どもの自信は育める!

僕自身の実践も話しますが、大阪の小学校の先生に来てもらうので、ゲストの実践を中心にお話いただく予定です!

 

■お申し込みは このフォームから

http://goo.gl/forms/gPWSQzBO5C

 

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先生になりたい!という気持ちが高まる勉強会
今回のテーマは「子どもの自信」
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先生として実際どんなことができるのか、
理論も踏まえながらさぐっていきます。
現場に生かせる実践と理論を持ち帰ってください☆

 
◎ゲスト
大阪で自尊感情を育む実践を重ねる若手教員!野村先生です。

■ 野村先生 プロフィール ■
東大阪市で小学校の先生をされて三年目になります。一年目に、自分の本当の気持ちに素直になることの大切さに気づき、現在は一人ひとりのちがいを認めあえるあったかい学級をめざして、会社活動などの取り組みを行っています

■ 詳細 ■
 
◎日時:2016年2月11日(木)14時スタート 17時半終了
    受付は13時半〜
 
◎定員:15名
◎対象:先生を志望する学生・現職の先生

◎プログラム(仮)
・自己紹介&アイスブレイク
・センパイ先生による話題提供
・実践の理論的解釈
・学びを深める対話の時間 
・経験学習によるふり返り

◎参加費:2,000円(紹介割引:1,500円)
 ※お友達を一人紹介していただくと、紹介した人もされた人も1,500円に!
 ※事前にメッセージにて、紹介したorされた旨をご連絡ください。

◎持ち物:筆記用具
◎場所:コワーキングスペースMaghouse JR瀬田駅徒歩3分
http://maghouse.jimdo.com/

 

■お申し込み

http://goo.gl/forms/gPWSQzBO5C

教員採用試験は自分が主役の冒険だ、僕は冒険に必要な武器やスキルを与えたい。

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2016年度の教員採用試験が、そろそろ顔を出してきた。
去年一緒に試験対策講座を行ってきた学生達を見ていると、教採は自分が主役の冒険だと強く感じる。

 

僕自身はスタートが遅かったから余計にだろうけれど、周りにつられて気づけば巻き込まれていくし、よく分からないままに面接練習や模試を受けたりする。

 

よく分からないままやるから、すごく悩むこともある。
「なんで、全然うまく言えないんだろう」

 

時には、周りのすごいやつを見て落ち込むことだってある。
「あいつ絶対受かるやろうな、でも自分はどうやろうなー。。。」

 

でも、ずっと続けていくと成長を自分で実感することもあるし、初めて知る自分の想いもある。単に先生になることに憧れていた学生が、自分だけの思いに気づき、面接での受け答えがガラッと変わることもよくある。

 

 

仲間の大切さにも気づく。

確かに友だちを見て焦ることもあるけれど、その友だちがいるから頑張れる。
いわば、ライバルだ。

ライバルのいい所を盗んで、まねて次の練習に生かす。
悔しそうに「あー、やられた!って思った」なんて言われると、実はだいぶ嬉しくもなる。

 

それもこれも全て仲間やライバルがいるから得られるものだ。

 

誰もが、自分だけの冒険を進めていく。
はじめは周りに流されて、なんとなく勉強していたとしても、段々とのめり込むようになる。本気になればなるほど、成長や気づきがあるし、合格したときの喜びもひとしおだ。

 

悩んで、
焦って、
むしゃくしゃして、
でも笑って、
喜んで、
学んで、
気づいて。

 

試験は7月から始まるのだけれど、
それまでの約半年間でこんな紆余曲折のある日々はやっぱり冒険だと思うのだ。

 

 

 

僕は、これから冒険に望む学生に武器とスキルを与えたい

 

しかし、この冒険は全ての冒険と同じく、丸腰では太刀打ちできない。
一番最初の敵にやられてゲームオーバーになってしまう。

 

武器やスキルが必須なのだ。
それは、結構どこでも手に入る。
本屋さんにもあるし、センパイから学ぶこともできる。

良し悪しを問わなければ。

 

 

 

僕は、タフなやつを与えたい。

試験にだけしか通じない小手先のものじゃない、
合格して先生になっても使えるタフで丈夫な武器とスキルを。

 

自分が先生をしてきた中で、せっかく先生になったのに
「やっぱり違うんじゃないかなって思う」
「子どもと会うのがしんどい」
そんな悲しい声をたくさん聞いてきた。

 

かくいう自分だって、一年目のころは辛かった。
武器もスキルも何にもないけど、毎日戦いの連続だったので、
へとへとだった。

 

あーでもない、こーでもないと試行錯誤をくり返して、なんとかやっていけるようにはなったけれども、先生になる前から知っておけばもっと楽にできただろうなと思うことはたくさんある。

 

指示の出し方
黒板の使い方
授業のつくり方
背景が違う子どもたちそれぞれへのかかわり方

 

これらは、全て試験で問われている。
けど、先生になった時には全然生かせなかったのは自分がそのとき得た武器やスキルは小手先のものだったからだろうなぁ。

 

 

そろそろ2016年度の教員採用試験が、顔を出してきている。
今年も学生達にむけてタフで丈夫な武器やスキルを用意している。
去年一緒にやってきた学生達からの声も加わった、バージョンアップされたやつだ。

 

 

2016年の教員採用試験がそろそろ始まる。
先生になりたい学生諸君、自分が主役の冒険を始めてみないか。

 

■ 申し込みは dlab.npo@gmail.com もしくはFacebookにて 

 

◎1月24日 10時〜12時@コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅3分)
教採のギモン解消! これから勉強を始める3回生のための教採報告会
https://www.facebook.com/events/145237675846416/

 

 ◎1月30日 13時半〜17時半@コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅3分)
【2016年度教採対策】だれよりも早く面接練習ができる! 第1回教採対策講座

https://www.facebook.com/events/174650142891465/

 

 ◎2月20日 13時半〜17時半@コワーキングスペースMaghouse(JR瀬田駅3分)
【2016年度教採対策】自己PRの種を見つけよう 第2回教採対策講座
 

教育にエビデンスを 「学力」の経済学を読んで

 

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こんにちわ。

教師コンサルタントの得津です。

 

前回の投稿から随分、間が開いてしまいました・・・

 

 

今回は、話題の”「学力」の経済学”を読んでの感想です。

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 

 

非常に示唆と提案に富む一冊

 

のっけからですが、この言葉に尽きるくらい様々なデータに基づいた話が進んでサクサクと読めてしまう一冊です。

具体的にどんなデータが提示された、一例を示しますと。。。

 

・40人学級と35人学級では、学力はさほど変わらない

・教職員研修には意味が無い

・ご褒美で釣るのも(やり方によっては)あり

 

などなど。

 

先生も保護者の方もタメになるような内容が書かれています。

 

 

 

データがとりにくい事への問題意識

 

データに基づく話がたくさん出て、もちろん勉強になるんですが、
「じゃあ、どうしたらいいんだ!これは個人ではどうしようもないぞ」

というような話も出てきます。

 

筆者の中室先生は、著書でも触れていますがこれを機に、
もっと日本の教育現場でもデータを取れるようになればと思っておられます。

 

本の中には、日本ではなく海外のデータも数多く紹介されています。
これは、日本では同じ調査はできないという現状があるからです。

 

エビデンスの無い中で決められる教育政策の危うさと、
それに伴うリソースが最大限に活用されていない現状に筆者の中室先生は問題意識を感じておられ、この本の執筆に至ったそうです。

 

適切な教育政策が行われ、家庭も学校も心地よく子育て・教育ができたなら私としても嬉しいです。そのきっかけにこの本がなれたならと、草葉の陰から私も応援したいです。

 

最後に

 

本、なかなか買いにいく時間がないという方はコチラの対談記事をお読みくだされば、中室先生の主張がご理解いただけます。

www.sotokoto.net

 

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おしらせ

12月末まで、細々と滋賀で行っていた勉強会を集中して行います。
場所は全て滋賀のコワーキングスペースMaghouseにて行いますので、ぜひともご参加下さい。お申し込みは dlab.npo@gmail.com まで。

 

■11月28日(土)先生のための教室環境改善委員会(仮)
13:00 - 16:00  学生500円、社会人1,000円

 

■12月6日(日)センパイに聞く!部活指導ってどうするの!?
14:00 - 17:30  一律2,000円
中学校の先生をゲストにお招きして、部活指導でいかに生徒の自主性を育むかについてお話いただきます。

■12月13日(日)センパイに聞く!アクティブラーニングってどんな授業?

14:00 - 17:30  学生2,000円 社会人2,500円

小学校の先生二人(予定)をゲストにお招きし、話題のアクティブラーニングな授業って、どのようなものかを探ります。

 

■12月19日(日)来年に向けて!一年の総ふり返り会

13:30 - 17:00 学生1,000円 社会人1,500円 7月分に参加した人500円

経験学習モデルを基にして、一年の出来事をふり返りを行います。
対話の中から得た気づきから来年の計画をたてましょう!

 

 

アクティブラーニングについての一意見 一体何を”アクティブ”にするのか

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もう一ヶ月程前ですが、大阪で開かれた「アクティブラーニング」をテーマにとりあげた研究会に顔出してきました。

 

規模が大きくて参加者はだいたい100人くらいでした。
現場の先生や、教育委員会の職員さん、NPO職員さんなど、本当に多種多様な人が集った会でした。

 

やはり多くの先生はアクティブラーニングが導入されるということに、
戸惑いや不安を感じておられるようでした。
実践や発表を真剣なまなざしで聞いていた姿が印象的でした。

 

 

ただ、個人的に思う。

そもそも”アクティブラーニング”とは何なのでしょう。
文部科学省のHPにはこのように書かれています。

 

教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク 等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

 

難しそうな言葉が並んでますが、要するに知識を伝えるだけの授業じゃなくて生徒が能動的に学ぶことによる成長を促していきましょうって話だと解釈しています。

 

ここで、くせ者なのが”能動的”という言葉です。

文部科学省の解説、そんなに長い文章じゃないです。
にも関わらず、”能動的”という言葉が、4回も出てきています。

 

 

”能動的な学修”とは何か。

 

能動的という言葉の意味は、「進んで物事をしようとするさま」だそうです。
自主的とか、積極的という言葉が類語になります。

 

「進んでの物事をしようとするさま」

 

これを聞いたとき、僕は学修に対する関心・意欲・態度の向上こそがアクティブラーニングの要だろうと感じました。同時に、「それって従来言われてる事と何が違うの」とも感じました。

 

どこかのSNSで、

教育委員会の人が『アクティブラーニングが導入されますが、先生方はこれまでと変わらない実践を』と言っていて、みなしアクティブラーニングが早速行われるようになってしまう。

という、アクティブラーニングに対する危惧について書かれた記述を見かけました。

(作り話じゃありません、あしからず)


教育委員会の人も、この記述を書いた人についても、真意は分かりません。
けど、「変わらない実践でもいいじゃん!」と思うのです。

 

前提として、手を抜いた授業は除きます。


子どもの自主性を育もうと、一斉授業でやたら自主性を喚起する授業だってアクティブラーニングとしてありだと思うんです。能動的な学修を、子どもの意欲や関心を喚起するものだとするのなら。

 

 

つまり僕が言いたいのはアクティブラーニングというのは、ディベートとかディスカッションを取り入れた授業ではなく、広く子どもの自主性や積極性、関心・意欲・態度が喚起されるものであるなら、つまり子どもの”内的なアクティブ”が生まれる授業であるならば従来通りのものでも全然OKじゃないかということ。

ディベートとか入れてみたけど、子どもが形だけ動いてる”形だけアクティブ”な状態になってしまうことのほうがアクティブラーニングの主旨とは外れてしまうということです。

 

 

終わりに

とはいえ、きっと形のアクティブを求められるのが時代の流れかなと思います。

研究大会でも、形のアクティブを入れたものがこれからどんどん増えてくるでしょう。

 

冒頭に書いた、先生方が感じておられる不安というのは「今までの型や築いてきたものを捨てなければならないのか」という、喪失に対する不安だと察します。
イヤですよね。せっかく頑張ってきたのに、それを捨てて新しいものをするのは。
勇気が要ります。

 

アクティブラーニングの推進が叫ばれる中、ご自身の実践をどうアクティブにしていくのか。一人でよく分からなくなったら、微力ながらいつでもお力になります!

 

 

 

 

 

”ふり返り”になんとなくハードルを感じている人への処方箋

 

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こんにちわ。

教師コンサルの得津です。

 

僕のコンサルでは、日記をつけることをクライアントに課しています。
目的はシンプルです。

「ふり返る」ためです。

 

 

でも知っています。
これかなりハードル高いです。
厳密にはハードル高いと感じる時があります。

 

 

気分が乗ってる時はいいんですけど、
何か嫌な事があったときや、気持ちが乗らない時は
日記を開くのも嫌になります。

 

そんな「ふり返りのハードルの高さ」を越える方法について、知り合いのブログに書かれていました!

これいい!と思ったので、ご紹介します!

 

 

算数には、足し算→引き算→かけ算→わり算

 

って「習う順序」があるように、

 

計画や振り返りにもレベルに応じた「順序」がある。

 

 

振り返りの一番始めは、

 

「良かったことを思い出すこと」から。

 

 

うまくいったことや嬉しかったことをまずは記録して、

 

自信をつけたり次の目標を見つけたりしてから、

 

必要なタイミングでダメなところと向き合っていくのでOK!

 

 

詳しくはこちらを

「振り返り」の基本 - 福幸塾(ふこうじゅく)

 

この、「良かったことを思い出す」というのが良いですよね。

見返したときに、反省ばかりの日記はちょっと読み返すのがイヤになります。

 

いいんです。良いことから始めて。
数ページくらい良い事ばかりが書いてるページばかりでも、良いんです。

 

「良いことっていわれても、何も無い」

 

そうお考えの人もいるでしょう。しかし、あえて言います。

良いことあります。

 

教室の電気がついている、とか。

とりあえず今日も学校に行った、とか。

きらいな同僚が早く帰ったので、放課後の業務に集中できた、とか。

 

「これは良いこと、あれは悪いこと。」と、自分で設定している”線引きの規準”をやたら下げてしまうという方法を使えば、意外と良い事見つかります。

 

 

子どもが「先生良い事って言われてもないー」って言ってきたら、
どう返しますか?

きっと、同じように言うでしょ。
「そんなことないよ、思い出してご覧」って。

 

自分自身にも同じようにしてみたら良いんです。

日記書いたり、ふり返りにハードルを感じ始めたなら、”良いことから始める”ことを思い出して下さい。

いじめに気づくチェックリスト 「教室の悪魔」より

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こんにちわ。
教師コンサルの得津です。

 

 

今日は、最近読んだ「教室の悪魔」という
いじめの事例や解決に向けてを、親御さん向けにかいた本の中から、
いじめに気づくチェックリストについてご紹介します。

 

親御さんのみならず、先生にも知って欲しい内容です。

 

読んだ本についてはコチラから 

教室の悪魔―見えない「いじめ」を解決するために (ポプラ文庫)

教室の悪魔―見えない「いじめ」を解決するために (ポプラ文庫)

 

 

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