いじめに気づくチェックリスト 「教室の悪魔」より
こんにちわ。
教師コンサルの得津です。
今日は、最近読んだ「教室の悪魔」という
いじめの事例や解決に向けてを、親御さん向けにかいた本の中から、
いじめに気づくチェックリストについてご紹介します。
親御さんのみならず、先生にも知って欲しい内容です。
読んだ本についてはコチラから
教室の悪魔―見えない「いじめ」を解決するために (ポプラ文庫)
- 作者: 山脇由貴子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
現代のいじめは、見えにくい
本にも書かれていますが、
今のいじめは、とても見えにくいです。
加害側だけじゃなく、被害に遭っている子どもも
気づかれないように振る舞います。
怖いのです。
もし、先生やお家の人が気づいて、加害側にアプローチしたら、
後でもっと何かされるんじゃないかと。
そんな見えにくい、いじめに対して
当然ですが放っておくわけにはいきません。
もしかして、うちの子どもが。。。。
と、心配されている親御さんの参考になれば幸いです。
■ いじめに気づくためのチェックリスト
□ 最近、よくものを失くすようになった
□ 学校のノートや教科書を見せたがらない
□ 親の前で宿題をやろうとしない
□ お金の要求が増えた。あるいは親の財布からお金を持ち出す。
□ 学校行事に来ないで欲しいという
□ すぐに自分の非を認め、謝るようになった
→以前なら謝らずに「仕方ないじゃん」「うるさいなぁ」などと開き直っていた事を、「ごめんなさい」とすぐに謝るようになったら要注意だそうです。隠したい事があり、それ以上詮索されたくないので、すぐに謝ったりします。更に言えば、いじめの被害者になった事で、反射的に謝るクセがついてしまっている可能性があります。
□ 学校のプリント、連絡帳などを出さなくなった
□ ぼーっとしている事が増えた。何もしていない時間が多い
□ 無理に明るく振る舞っているように見える
□ 学校の事を尋ねると、「別に」「普通」など、具体的に答えない
□ 学校の事を詳しく具体的に聞こうとすると怒る
□ 話題に友達の名前が出て来ない
□ 学校に関する不満や愚痴を言わない
□ 保護者会、個人面談で何を話したかを過剰に気にする
□ 寝付きが悪い、悪夢を見ているようで夜中に起きる
□ 倦怠感、疲労、意欲の低下
□ 原因不明の頭痛、吐き気、食欲低下、痩せ、などの身体症状
□ 何に対しても投げやり
□ 以前は夢中で楽しんでいたゲームなどを、あまりやらなくなった
他にもあと10個くらい続きますが、いかがでしょう。
ここまで読んで、
「これに一つでも当てはまったら、いじめられてるの?」
と、心配された方もおられることでしょう。
ここに当てはまったからといって、必ずしもいじめられているかというと
そうではないと思います。
しかし、これらの視点で、
子どもの様子や変化を見る事は、
いじめの早期発見に役立つでしょうし、
いじめがなくても、何か子どもが抱えている不満や悩みに気づく手助けに
なるかも知れません。