話し合い活動の前に確認したい3つのポイント
こんにちわ。
いつもブログを読んで下さってありがとうございます。
今回は”話し合い活動”についてです。
言語活動やアクティブラーニングなど、教育現場では様々な形で”話し合うこと”が求められていますね。先生方も、話し合い活動を意義のある物にするために、ペアから始めてみたり、司会を立ててみたり、学級に合ったものを模索しながら日々実践されている事と思います。
でも、「なんかうまくいかない」「もっとよくしたい」
そう考えてるあなたに、今日はそんな話し合い活動を活発にするために、押さえておきたい基本の3つをお伝えできればと思います。どうか、みなさんの学級での話し合い活動のお役に立てますように。
1、話し合いのグランドルールが徹底されている。
- 積極的に話し合う
- 意見を否定しない
- 相手が話し終わるまで待つ
など、話し合うための基本ルールを設定していると、自分から意見を言い出せない子も言い易くなりますし、話し合いでの発言者が偏る事も防げます。学級に応じて、ルールを設定し、話し合う前に確認すると良いですよ。
2、話し合うテーマについて、まずは自分で考える時間がある。
以前、友だちの先生と話したときに「自分で考える時間をとらずにいきなり話し合い活動に入ってしまうのは良くないよね」という話になりました。
何が良くないかというと、考えがまとまらないまま話し合い始めると、友だちは意見を言ってくれたけど、自分は言えないから話し合いにならずに、友だちが苛立って「先生、なんもいってくれへん」ってなったりするよねと。
だからまずは一人で考える時間を持つ事が大切です。
3、話し合いのゴールを設定している。
忘れられがちなんですが、何のために話し合いをするのかです。ここが設定されていないと、自分は意見を言った、相手も意見を言った、「それで!?」となってしまいます。
- ”同じ”と”違い”を見つける
- 班で一つの意見を出す
- 相手の意見をきいて、もう一度考える
など、授業に応じて話し合ってどうするのかを設定した上で、話し合いを始めると実りのある話し合いになると思います。
このなかで、私が特に大切だと思うのは1番のグランドルールです。
子どもたちは友だちとの関係性にとても気を配っています。特に、周りからみられる自分を意識し始める思春期ならなおさらです。
学習班で話し合うのに別の班にいる友だちの事が気になったり、自分だけ違う事を言ったらどうしようと不安になったり。もうこいつに任せておこうと人任せになる事だってあります。
そういったことを防ぎ、みんなが話し合いに参加するためにはどの学年でもルール設定は重要です。改めてあなたの学級の児童生徒にとって適切なルールを設定し、話し合い活動に臨んでみてはいかがでしょうか?
さて、今回は話し合い活動を行う上で自分が押さえておきたいと思う3つのポイントについてお話しました。あくまで自分の意見ではありますが、より良い話し合い活動につながれば幸いです!
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