教師コンサルタントの子育て・教育コラム

元小学校教師の教師コンサルタントが、コンサルの中での気づきや子育て・教育に関するお役立ち情報を書いていきます

子どもの遊び場のような自由さをもった実践とは…

 

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突然ですが、皆さんは子どもの頃って作文を書くの好きでしたか?
僕は嫌いでした。

 

どこで改行すればいいかが難しくて、何度も書き直さないといけない苦痛さと、「先生が喜びそうなこと書けばいいんやろ?」という印象が強くて、毎回作文の授業は「いやだなー」と思いながら受けていました。

 

 

それでも、こうやってブログも書くようになったので書く事に対する抵抗は無くなってきました。きっかけは、大学入試の小論文だったと思います。

 

僕が受けた学部は、例年与えられたテーマにそってどんな授業をするかを述べるものでした。高3のときは、何が何でも希望の大学に行くつもりでしたし、先生になる気満々でした。だから、どんな授業をするかを述べるこの問題の対策はすごく楽しく取り組めました。「実際にこんな授業したら絶対楽しいなー」と思いながら書いていたので、すごく自由な気持ちで、楽しく書く事ができました。

 

 

 

こんな風に書く事を楽しめる指導が出来ればと思ってはいるけれど、先生をしていたときは作文指導にそれはそれは苦労しました。自分が苦手意識を覚えたのと同じような指導をしてる、先生としての自分。書き方の指導ばかりで、書く意欲を高める所まで手が回らなかったです。

 

どうしたら書く意欲を高められるんだろうと、ずっと思っていました。

 

そして、一年前。
「これめっちゃ良い!」と思える実践に出会いました。
それが「作家の時間」という実践です。

 

 

 

 

作家の時間について、詳しくはコチラを。
https://sites.google.com/site/writingworkshopjp/
(ライティング・ワークショップ「作家の時間」)

 

 

 

この「作家の時間」という実践は、
まるで子ども時代に遊んだ遊び場のような実践です。

遊び場のような自由さが、「作家の時間」にはあるんです。

 

 

 

みなさんの子ども時代は、どうでしたでしょう。
遊び場での思い出…


僕が小学生のころは、必ず友達が集まる遊び場がありました。
みんなでそこに集まって、何か遊ぶものないか探したり、
ドラゴンボールのごっこ遊びしたりして、日が暮れるまで夢中で遊んでいました。

 

 

「作家の時間」も遊び場で遊ぶのと同じです。

 先ほど紹介した、サイトの文からその実践の特徴を引用しますと、

作家の時間は本物の作家やノンフィクション・ライターやジャーナリストになったつもりで、たくさん書く時間です。書かないことには、うまくも、好きにもなれませんから。
 
ポイントは、「自分の書きたいことを書く」です。
 
この点は、いままでの作文指導のように、お題を先生から与えられて書くのとは対照的です。
 

 

「ライターやジャーナリストになったつもりで」というが、ごっこ遊びのようだし、

作家の時間では

”題材集め → 下書き → 修正 → 校正 → 出版 → 再び題材集め” というサイクルで行うんですが、この”題材探し”も遊び場で何か遊べる物は無いか探すのと同じようなワクワク感を感じます。

 

この他にも、「作家の時間」には僕が受けてきた書くのがイヤになるような指導ではなくて、これは書く事が楽しくなるなという特徴がたくさんあります。

でも、僕が思う一番の特徴って、「自分の書きたい事を書く」という自由さにあると思います。僕自身が書くのを楽しめた試験の問題だって、ある意味自由でした。自分がこんな授業をしたいという思いを存分に表現できる余地がありました。

 

 

とはいえ、「なんでも好きなように書いていい」って言っても困る子もいるんだとおっしゃる方もいると思います。確かにその通りだと思います。

 

 

でしたら、実際に体験してみるのはいかがでしょう?

 

なんと、直近ですが5月29日(日)に「作家の時間 」を実践している橋本先生という大阪の先生をゲストに招いて、作文指導についての勉強会を行います。

 

この日は実際に橋本先生の「作家の時間」の実践を体験できるのが大きな特徴です。
よくある実践報告とは違うので、指示の出し方や導入の語りなど、すぐに真似出来るポイントをたくさん見つけられると思います。

 

 

子どもたちが自由に表現でき、書く事を楽しめる。
そんな作文の時間を一緒につくりませんか。

 

 

以下、詳細です。お問い合わせは一番最後に。

 

■ センパイ先生と学ぶ  

子どもたちが書くことに夢中になる作文の授業

 

日時:5月29日(日) 14時〜17時半

場所:コワーキングスペースMaghouse (JR瀬田駅 徒歩3分!)

定員:15名

参加費:2,000円

プログラム:
●自己紹介&アイスブレイク
●橋本先生のお話(予定)
 ・どうして作家の時間をしようと思ったのか
 ・子どもたちはどう変わったのか
 ・作家の時間体験
●休憩
●対話の時間:自分はどう活かしていくの
●ふりかえり

お申し込み・お問い合わせは、dlab.npo@gmail.com まで