教師コンサルタントの子育て・教育コラム

元小学校教師の教師コンサルタントが、コンサルの中での気づきや子育て・教育に関するお役立ち情報を書いていきます

後輩と組むことになったアナタへ 〜後輩を育てるナイスなやり方〜

 

ついに新年度のスタートです!
新しい人事体制の下、一年間がスタートしますね。

 

今日は、新しく後輩と組むことになった方向けのお話です。
先輩って素敵な響きですけど、ちょっとプレッシャーでもありますよね。

 

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「後輩育てなアカンのかなー。でもどうしたらええねん。」っていう方にこそ読んでいただきたい内容になっております。

 

まず、後輩の育成にあたってこれだけは声を大にして言っておきたいです。


アレコレと世話を焼くのは違います!

 

もちろん新任さんと一緒になったら教える事の方が多いと思うので、必要なことは教えてあげてください。

ただ、「後輩なんだし、私がしっかりといろいろ教えてあげないと!」というマインドで関わり、あれやこれやと世話を焼いているとゆくゆくは「なんで出来てないの!?」という見方で相手をみるようになります。出来ていないことにばかり目がいき、引き算で相手を捉えてしまいます。

 

「いろいろ教えてあげないと!」マインドでいくと、相手の出来ていない部分ばかりに目がいってしまってしんどいし、相手だって監視されてるようで窮屈に感じます。

 

後輩も人間なので、やりたいことや思っていることを尊重して
「任せる事は任せるマインド」で関わる事をお勧めします。

 

 

そのうえで後輩を育てるためのナイスなやり方をお話します。

 

1、上手くいってる事を聞く

 

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出来てなかった事や上手くいかなかったことを聞く場面はよく見かけます。
聞くというか、糾弾に近い場面もよく見ます。これだと後輩は萎縮してしまうので、上手くいってる事や出来た事を聞いてみてください。
上手くいってることなので、話す方も楽しいし、子どもたちの良い様子も伺えるので学年としてもプラスです。
いい感じの情報共有が出来ていると、自然と分からないことも聞いてくるようになるので、イチイチこっちが確認する手間も省けることになります。上手くいってる事、ぜひ聞いてあげてください。

 

 

2、思い切って任せる

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これは私の経験談なのですが、先輩から仕事を任されるとやはり嬉しいです。任された方はがんばろうと思うし、普段お世話になってる先輩に貢献するチャンスだと考えます。
何を任せるかは実情によりますが、思い切って行事を一つ任せてみるというのもありだと思っています。先に述べたように、貢献感をくすぐるし、責任感を育てる事にもなります。

ただ、注意も必要です。進捗を見守る事と必要な情報やツールは示してあげる事です。何も無い中で、「じゃあ、やってね!」と任せて、それっきり知らぬ存ぜぬはさすがに酷です。折に触れて進捗を聞いてあげてください。

 

ちなみに、「思い切って任せる」の発展が「弱みをみせてお願いする」です。

「私、これ苦手やねん。だからちょっとお願いできひんかなー」というような感じです。これ、なかなか”後輩ツボ”をくすぐる方法ですよ(笑)

 

3、どうしたいのか聞く

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コーチングにもつながってくる話なんですが、、、
授業の進め方などで、「どうしたらいいですか?」と聞かれる事もあると思うんですね。特に新任さんについては、最初はいろいろと教えてあげて構いませんが、ある程度の日が経つと、むしろどうしたいか聞いてください。

 

こっちがアドバイスを出してばかりだと、自分なりに創意工夫する機会を奪う事になるので、「本当はどうしたいの?」とか「うっすら考えてる事ある?」と聞いてあげてください。待ってたら意外と答えます。そのうえで、必要なことは教えてあげると、同じアドバイスをしたとしても納得度合いが違うので、まず聞くということは非常に効果的です!

 

 

いかがでしたでしょうか?
とにかく、お節介しすぎる関わりではなく、温かく見守りここぞという時に現れる関わりをめざしてください☆