【新卒向け】あえて秋から講師を始める3つのメリット
コンサルタントの得津です。
今日は教員採用試験に落ちてしまって、春から講師をしようかと考えている方に向けてのお話です。それぞれの事情もあるでしょうし、あくまで進路を決める一つの参考程度に考えてください。
と、前置きをした上で本題です。
知っている人からすると確認なのですが、「学校の先生」には教員採用試験に合格しなくてもなれます。講師という形ですね。(採用されると教員になります。)
講師というのは、野球で言うと単年度契約の助っ人のようなものです。
仕事は教員と変わりません。担任も持つでしょうし、もちろん授業もします。
単年度契約と書いたように雇用の面で教員と少し違いますが、今回の話には関係がないので割愛します。
講師の方は、「学校の先生」としての仕事もしながら、合間を縫って試験勉強をしているのですが、そのことに不安を覚える学生さんも多いようです。
「本当に春から先生しながら、試験の勉強できるんかなー」と。
じゃあ、いっそ試験終わってから講師すればいいんじゃないか?
いや、ほんとに。意外といい面もあると思うんですよ。
1、試験に集中できる
これが一番大きいんですが、試験も先生としての仕事も両立するのはなかなか大変です。最初はなれない事ばかりで仕事を覚えていくだけでもクタクタになると思います。そんなクタクタな状態で家に帰ってきて勉強できるかというと、確かに怪しい。土日も多分同じようなものでしょう。学校のこともしつつ、勉強しつつの土日になると思います。そんな日々を過ごせるのかと想像すると、学生さんが不安に思うのも分かります。
だったら、いっそ秋から講師になると決めてしまえば十分に勉強できる時間を確保することが出来ますし、仕事のことを考えなくていいので気持ち的にもだいぶ集中できるかと。
2、苦手も克服できる
集中して取り組めるからこそ、前回弱かった部分も克服できるチャンスです。
苦手な分野に関して、
「これぐらいできれば、多分いけるだろう」ではなく、
「十分やったし、何が来てもいける!」というところまで仕上げる事が出来ます。
3、先生の仕事も覚えられる
秋から講師をするのですから、結局春から講師と同じように先生の仕事を自然と覚えます。授業もするし、学級経営もします。例えば産休に入られる先生の代わりに入った場合、それまでの担任の先生の学級経営の仕組みをそのまま引き継げるので、一から考えるより負担は少ないし、なんだったらそこで得たノウハウを次にそのまま生かせるという可能性もあります。この点からも、新採先生と同じように、一から考えないといけない春から講師の先生よりも良いのではないかと思います。
まとめ
とはいっても、春から講師をすることにもメリットはあります。ですので、二つのメリットをまとめて終わります。
どうか、春からの一年が良いものになりますように。