教師コンサルタントの子育て・教育コラム

元小学校教師の教師コンサルタントが、コンサルの中での気づきや子育て・教育に関するお役立ち情報を書いていきます

挫けた時こそ、小さなイチを積み重ねて

今日は、コンサルをする中での雑感を書こうと思います。

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コンサルティングでは4ヶ月後の目標と、それを達成するための一ヶ月ごとの目標をたてて、それを実行するアクションプランをたてます。

 

そして、現場でプランに沿って一つ一つ目標に近づくためにアクションを起こすんですが・・・当たり前ですが、うまくいかないことだってあります。

 

目標を立てて行動するからこそ気づくことなんですけどね。これって。

 

思った以上に上手くいかないことが多々でてくる。予想外の事態が起こったり、考えてた事が覆されたり。そうなると、心が挫けてしまって「なんかもう全部どうでもいいやー」ってなっちゃう。きっと、これって子育てでも普通の仕事で共通することだと思います。

 

 

そんな時、ちょっと立ち止まってふり返ってほしいんです。

そして、こう考えてみてはいかがでしょう?

 

 

 

挫ける事が出来たぞって。

 

 

 

目標もってやったからこそ、気づきもあっただろうし、予想外の事態にも出会う事ができたって考えてみるんです。こう考えると、上手くいかなかった事もたしかにあるけれど、上手くいってたこともあるし、積み上げてきたものもあるのです。

 

 

とはいえ、上手くいかないとショックになる気持ちはとってもよく分かります。僕だってそうです。ただ、ここで投げ出してしまっては本当に今まで積み上げてきたもがゼロになってしまいます。

 

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 だからこそ、もう一度小さなイチから積み上げてほしいんです。

じゃあ、どうすんねんって話なんですが、たまたま読んでいた行動経済学の記事に載っていた「S-TiBA」という考えをご紹介します。

 

「S-TiBA」というのは、サンクコストを捨てるためのプロセスです。

サンクコストとは埋没費用のことで、もう回収できないコストのことです。これは何もお金に限った事ではありません。時間をかけて作成した資料のミス。契約成立の一歩手前で白紙になった大きな商談。彼女から一方的に切り出された別れなどもサンクコストの一種です。とっても辛いけれど、もうどうにもならないのであれば諦めるしかありません。

 

しかし、何度も言いますがサンクコストを捨てきれず、ネガティブな思考のままであればあるほど、事態は前進しないどころか更に悪化する事だってあります。

 

そんなときに、「S-TiBA」のプロセスを用います。

S Situation  (状況判断) 

冷静に今どのような状況か考える

Ti Time left  (残り時間) 

もう終わった事なのか、残り時間があればデッドラインはいつまでか

B Best answer (最前の答え)

現状と残り時間を考慮し、事態を悪化させないために何を最優先し、何を捨てるべきかを考える。

A Action   (行動)

最前の答えにそって行動する。

 

いかがでしょう?

上手くいかない時こそ、冷静になりもう一度小さなイチから始めてみましょう。